坂本美雨『かぞくのうた』

僕の好きな作品は「家族」について取り扱ったテーマのものが多いです。
私自身は、家族自体は好きでも、家族団欒が苦手な人間なのですが
重松清先生や是枝裕和監督の作品に心惹かれることが何度もありました。

それは小説や漫画、映画にとどまらず、歌でも同じ。
その中でも、「家族」についての歌でお気に入りの曲があります。
それが、今日紹介する坂本美雨さんの「かぞくのうた」です。

坂本美雨さんは、父・坂本龍一さん、母・矢野顕子さんという音楽一家に産まれ、現在は歌手として活動しています。

2018年にリリースされた本曲は、ピアニストとしても活躍している中島ノブユキさんが作曲を手掛けています。
そして、食品会社のエスビーのCMに起用されたことで多くの方に聴かれ、彼女の代表曲のひとつとなっています。

タイトルから分かるように、これは家族についての歌。
母になって子供と向き合うとき、子供だった自分がいかに愛されていたのか気付く旨の歌詞が使用されています。

他の誰でもない、「家族」だからこそある愛情や衝突。
大人になった今なら、親になった今なら、あなたの気持ちがわかる気がする。
サビの「あなたと話したい。分かりあえずにいたとしても。」という言葉は、子育て日記を新聞で連載している
坂本美雨さんの気持ちが強く籠ったところではないでしょうか。

この曲は、2022年のデビュー25周年に際して、音楽家の世武裕子さん編曲でのアレンジ版も公開されました。
Youtubeでも聴くことができますよ。

坂本美雨さんの『かぞくのうた』でした。

それでは。

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