(ネタバレ注意)『君たちはどう生きるか』感想

7月14日(金)。スタジオジブリ最新作で宮崎駿監督作品の『君たちはどう生きるか』が公開されました。
事前情報や広告ほとんどなしの本作品はとても気になっていました。

早速、初日に仕事帰りに映画館へ。

感想としては、個人的にはものすごく好きでしたけど、「人を選ぶ」というような感じでした。
ものすごい投げやりな答えかもしれませんが、本当にそうでした。

本作は、宮崎駿作品の中でもかなり抽象的な作品に仕上がっていて、高畑勲作品の『火垂るの墓』を明らかに意識しているなぁと感じました。その他にも、作中には『天空の城ラピュタ』や『紅の豚』、『ハウルの動く城』などの宮崎駿作品の要素が少しづつ振りかけられていましたね。駿さんの思い出をめいいっぱい詰め込んだ思い出のおもちゃ箱のようなものでしたね。

ここから少しネタバレ要素・・・

本作の登場人物には、実在の人物をオマージュしていると考えられています。
個人的な考えでは・・・

眞人:宮崎五郎・視聴者・宮崎駿(が理想としている自分)
大叔父:宮崎駿(大叔父の世界はこれまで築いたスタジオジブリ)
アオサギ:鈴木敏夫
ザコインコ:ぼくら
インコ大王:ジブリや宮崎駿たちに対する世の中や観衆のわがままに近い感情、あるいはこれも鈴木敏夫
大叔父の世界の墓石:高畑勲
キリコさん、ヒミ:う~ん・・・。女性キャラクターはむずかしい・・・もっと抽象的なメタファーでしょうか。

みたいな感じになりました。
これまで、高畑勲と共に積み上げてきたスタジオジブリという価値観を
インコたちである僕ら観衆や広告会社を目の前にぶっ壊して、「ぼくはこうしたぞ」と開き直った印象がありました。

しかし、面白いのがこの解釈が人それぞれで全く異なるということ。
こういった抽象的な作品は好き勝手に、都合の良いように解釈できるから楽しいですよね。
というか、駿さん本人も「訳が分からない」と言っていたのでそんなもんでしょうか(笑)。

でも、ジブリ好きなら絶対に見たほうが良いです!

あと、たぶん宮崎駿さんはもう次の作品作ってるんじゃないかなぁ・・・と思います。
なんか、ある種吹っ切れて開き直ったような感じが受け取られました。

宮崎駿の『君たちはどう生きるか』でした。

それでは。

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