雀の行方

僕のアパートの軒下には、よく雀が住み着いている。

それは、燕が作った巣を間借りしているような状態なのだが、毎朝玄関のドアを開けると

バサバサっと飛び立つ雀を見送るのが気に入っていた。

 

今日、帰宅すると、雀が住んでいた巣が業者に取り払われていた。

ここの管理人さんは手入れがしっかり行き届いているので、いつかこうなるだろうなとは覚悟していたが

それでもいざガランとなった軒下を見上げるのはどこか寂しい気もする。

まだまだ酷暑が続く夏。

これからあの子たちは、どこで暮らしていくのだろうか。

案外、また元の場所にこっそり作ってくれるのかもしれない。

住民の鑑とは程遠い考えだが、密かに待っている。

Follow me!