町田そのこ「星を掬う」

皆さんは親との関係、特に母親との関係はいかがでしょうか。

親子愛のある作品は多くありますが、親子と言えど人と人。

一言では片づけられない複雑な関係もあります。

すれ違ったり、ぶつかったり・・・

今日紹介する作品は、「普通」の母娘の関係を気付けなかった4人の女性の物語です。

町田そのこ氏の「星を掬う」です。

 

主人公は、芳野千鶴。

彼女は、元夫からの暴力や金銭の巻き上げに苦しめられながらも

その脱出方法がわからずに日々を生きながら死んでいるように生活しています。

そんな彼女にはたった一つ輝かしい思い出がありました。

それは、幼いころに、父親と離婚する直前だった母親、聖子との一夏の旅行。

なぜ、母親はあの時自分を連れ出して旅に出たのか。

なぜ、母親は自分の元を離れたのか。

そんな思い出をラジオに投稿したことをきっかけに

彼女の人生は大きく変わります。

元夫から逃げるために向かった「さざめきハイツ」なる家。

そこには、千鶴を捨てた母「聖子」。

聖子をママと呼び慕う「恵真」。

娘に捨てられた「彩子」がいたのでした。

 

母とは、娘とは、親子とは、愛とは

「普通」とはかけ離れてしまった彼女たちの思いに変化が起きます。

本屋で見かけた際は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

町田そのこ氏の「星を掬う」でした。

それでは。

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