重松清「かっぽん屋」

夏も終わるとはいえ、まだまだ暑いと感じる時がある。

こんなときは、くすっと笑える短編物を読むのが一番。

夏も終わるので、最後の夏の作品として、重松清の「かっぽん屋」を。

これは、重松清の短編集「かっぽん屋」に収録されている短編の一つで

個の短編集の表題作です。

 

さて・・・この「かっぽん」とはなにか・・・

答えを先に書いてしまうと「女性器」、転じて「性交」のことです(笑)。

つまり「かっぽん屋」とは売春をする女性のことを指しているのです。

この「かっぽん」という言葉が現実に使われていたかは定かではありませんが

物語の中では、性へのあこがれや関心を持ち始め、妄想の日々を送る思春期の

少年たちの中で使われていました。

1979年の暑さ残る9月、主人公の「オレ」と親友の志村は、「かっぽん」を

ひそかに売っているという噂のあるお好み焼きの存在を知ります。

好奇心と劣情を持って、二人はそのお好み焼き屋に足を運ぶのです・・・。

 

思春期の男子の性へのもどかしさを魅力的に表現した作品です。

夏の終わりに、是非フフッとなってみてください。

重松清の「かっぽん屋」でした。

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