島崎藤村「椰子の実」

今回紹介するのは、本・・・というジャンルではないですが好きな詩を一つ。

島崎藤村の「椰子(ヤシ)の実」です。

 

島崎藤村は、明治から昭和にかけて活躍した小説家・詩人です。

親族間での歪な関係や、友人である北村透谷の自殺、相次ぐ子供の死去など

生涯を悲劇に見舞われ、憂鬱として生きながらも、それを創作へ打ち込んだ方です。

 

そんな彼の有名な詩としてこの「椰子の実」があります。

これは、友人である国学者の柳田国男から、愛知県の伊良湖岬を訪れた際に

浜辺に流れ着いた椰子の実の話を聞いたことで製作されました。

詩の内容としては、日本の浜辺に打ち揚げられた椰子の実に対して

「どれだけの間、一人で海をさまよったのか・・・」

「故郷の木々は今も生い茂っているのだろうか・・・」と思いを馳せるものとなっています。

自身も故郷の長野県を離れて一人放浪する身として

椰子の実に何か共感するものがあったのでしょう

孤独な旅路を憂う詩となっていますが、僕はこの詩を好んで読んでいました。

 

また、この詩は1936年に歌曲として発表されています。

この歌も、これまで多くの歌手にカバーされ続けた人気曲です。

夏・・・というわけで紹介してみました。 是非聴いてみてください。

島崎藤村の「椰子の実」でした。

それでは。

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